パイロットになるにはどの大学?偏差値はどのくらい?試験内容や倍率も

パイロットになるにはどの大学?偏差値はどのくらい?試験内容や倍率も

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パイロットになりたいと思ったとき、多くの人が最初に気になるのが「どの大学に行けばいいの?」、「試験ってどれくらい難しいの?」といった点だと思います。実は、パイロットへのルートはいくつかあり、大学も「どこか特定の大学だけが絶対有利」というわけではありません。一方で、航空系の学部やパイロット養成コースを持つ大学、国が運営する航空大学校、自社養成など、それぞれ特徴も難易度もかなり違います。ここでは、パイロットになるにはどこの大学に行ったらよいのか、代表的な進学先や偏差値の目安、試験内容や倍率まで、進路選びの全体像がつかめるように文章ベースで整理していきます。

目次

パイロットになる主なルート

パイロットは高収入のため就職先として人気であり、高収入の代表例である医者 パイロット どっちが良いかなども見ておくことでパイロットを目指すかを考えるきっかけにもなります。その上で民間エアラインの機長・副操縦士を目指す場合、大きく5つの方法があります。国が運営する航空大学校に入学するルート、自社養成パイロットとしてJAL・ANAなどに採用されるルート、私立大学に進学するルート、一般大学から有資格者として採用試験を受けるルート、自衛隊や海保のパイロットから民間に転じるルートです。 このうち、エアライン就職率が高いと言われるのが航空大学校と自社養成で、私立大学のパイロットコースは費用は高めな一方、在学中から操縦訓練ができるのが特徴です。

どの大学に行けばいいのか

パイロットになるには大学進学が第一選択として考えますが、その中で名前が挙がりやすいのは、崇城大学・東海大学・桜美林大学・第一工科大学・法政大学などです。いずれも航空操縦関連のコースや、航空宇宙系の学科を持ち、エアラインと提携して訓練や就職支援を行っているのが特徴です。 例えば崇城大学工学部には「宇宙航空システム」「航空操縦学」などの専攻があり、実機訓練まで含めたカリキュラムが組まれていますし、東海大学工学部の航空宇宙学科・航空操縦学専攻もANAと深い関わりがあることで知られています。

国公立や一般学部からなれるのか

誤解されがちな点として「パイロットになるには専用の課程がある大学に行かなければなれない」と思われがちですが、一般的な大学の理工系・文系学部からパイロットを目指している人も少なくありません。とくにJAL・ANAなどの自社養成パイロット募集では、学部・学科不問で募集するのが基本で、大学で航空を専攻していなくても応募できます。 また、航空大学校も「大学をどこで出たか」より、「2年以上在学し所定の単位を取っているか」が受験資格の条件であり、特定の大学や学部が有利という公式な扱いはありません。 そのため、一般大学→航空大学校→エアライン、というルートも現実的な選択肢です。

航空大学校とは?

航空大学校は、国土交通省所管の独立行政法人が運営する、エアラインパイロット養成に特化した学校です。 入学資格として「大学2年以上修了(見込み)」「短大・高専卒」「専門学校で一定の称号取得」などが求められ、高校卒業後すぐに入ることはできません。 どこの大学・学部が有利ということはなく、「2年以上在学して必要単位を取れる大学ならどこでもよい」というスタンスが公式に示されています。 航空大学校に進みたい場合は、「まず普通の大学で基礎を学び、そのうえで航大を受験する」という2段階ルートをイメージしておくと良いでしょう。

私立大学パイロットコースの偏差値の目安

偏差値は年度や入試方式で変動しますが、おおまかな目安を挙げると、崇城大学工学部「宇宙−航空操縦学」は偏差値55.0〜57.5前後、同大の宇宙航空システム専攻は37.5程度とされています。 東海大学工学部全体の偏差値は35.0〜42.5あたりで、航空宇宙学系もそのレンジに含まれます。 桜美林大学航空学群は学科によって35.0〜47.5、フライト・オペレーションコースは47.5程度、 第一工科大学航空工学部航空操縦学専攻は偏差値44前後とされています。 また、法政大学理工学部機械工学科(パイロット志望者が多い)は偏差値56〜59とやや高めのゾーンにあります。

自社養成パイロット試験の内容と倍率

自社養成とは、JAL・ANA・スカイマークなどの航空会社が、大学生・大学院生を採用して会社負担で訓練を行う制度です。試験内容は会社によって多少違いますが、エントリーシート、テストセンター型SPI、筆記試験(英語・数学・理科)、グループワーク、個人面接、心理適性検査、英会話、飛行適性検査、身体検査など、多段階の選考が行われます。 ANAグループではFCATというパイロット適性検査を共通で実施し、その後に面接やシミュレーターを用いた適性検査が続く流れが一般的です。 採用枠は各社50名前後に対して数千人規模の応募が集まり、合格倍率は100倍以上、年度によっては300倍に達したとも言われています。

自衛隊パイロットという選択肢

民間エアラインだけでなく、自衛隊や海上保安庁のパイロットになる道もあります。航空自衛隊では、一般大学卒業後に幹部候補生として入隊してパイロットを目指すコースと、高校卒業後に「航空学生」として入隊して操縦教育を受けるコースなどが用意されています。 いずれも学費負担は少なく、給料をもらいながら高度な訓練を受けられる一方、厳しい選抜と規律ある生活が前提になります。その後、一定の経験を積んでから民間エアラインに転じるパイロットも存在し、「とにかく飛ぶ仕事がしたい」「国防にも関わりたい」という人には有力なルートの一つです。

まとめ

パイロットになるには大学だけではなく複数の選択肢があります。私立のパイロットコースで早くから操縦を学ぶ道、一般大学から航空大学校や自社養成を目指す道、自衛隊でパイロットになってから民間に進む道など、それぞれにメリットと難しさがあります。偏差値や倍率だけを見ると不安になるかもしれませんが、裏を返せば「早く準備を始めた人ほど有利になりやすい世界」でもあります。まずは、自分がどのルートに惹かれるのか、学費や時間、性格との相性も含めてじっくり考え、そのルートに必要な学力・英語力・体力を少しずつ積み上げていきましょう。

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